10周年

10周年を迎えて

  • 「ハミング」が産声をあげて節目の10年を無事に迎えることができました。私たちにとって大変特別な日で「会社が10年存続してようやく一丁前」と言う言葉を信じ、あっと言う間の園長との二人三脚の日々でした。
     10年前に比べると私たちを取り巻く環境や制度は大きく変化し、その時々に紆余曲折がありながらも、今日に辿り着くことができました。ありがたいことに素晴らしいスタッフに恵まれたこと、保護者の皆さまをはじめ関係各位のご支援の賜物だと感謝しています。本当にありがとうございます。
     利用のきっかけは待機児童となり「やむを得ず」という方も多いと思われますが、保護者の皆さまよりたくさんの温かな感謝の言葉いただき、卒園後もランドセルを背負う姿や制服を見せにきてくれることも大変うれしく思う瞬間です。「ハミング」を信頼して大切なお子様を託していただけ本当にありがとうございました。また、私たちも限られた年月の中で次へ繋ぐことを役割と知りながらも共に過ごした日々への思いにたくさん涙してきました。
     今回「紡ぐ」をテーマに記念誌をまとめてみました。「紡ぐ」という言葉は,本来「綿や繭から繊維を引き出し,よりをかけて糸にすること」を意味しています。まさに、一人ひとりの思いを紡ぎ、 子どもたちの成長をともに紡ぎ、これがハミングの歴史や思い出として連なり、培った信頼と信用が人と人のつながりとなり、それらが結ばれ合わさりし、やがて未来、幸せ、夢を「紡ぐ」とそのような思いをこめてみました。
     どれだけ子どもたちの笑顔、出来事、ふれあいにパワーをもらったことか、これからもたくさんの体験や経験をさせてあげたいと思う次第です。「小さいからできる」「より家庭的な雰囲気を大切に」を念頭に「よく遊び よく食べ よく寝る」を実践してきました。人数が少ないがゆえにできる一人ひとりの発達や個性を考慮した保育ができる所以であると考えます。
     最後に「自分たちが思い描いたこと」が「思い」だけでは成り立たないことを学び(度重なる法改正に翻弄され両輪であった高齢者デイサービスが継続できなかったこと)を糧に、これからも大和市の端っこにある小さな保育園の挑戦が続きます。まだまだ残る豊かな自然とここの仲間たちを大切にしながら「ハミングらしさ」を追及し、幾度となく口にしてきた「保育士が自分の子どもを預けたい保育園」を目指していく所存です。そして、ここにいるスタッフ全員と元気な子どもたちの笑い声の絶えない場所であり続けたい。そして、ここを巣立った子どもたちもみんな大きくなってそれぞれの夢へ向け歩み続けてもらいたいと思います。
     現在、新型コロナ禍の中、私たちの生活のありよう「暮らし方」「育て方」「働き方」つまりその土台である「生き方」まで揺らがされています。確かにその経済も土台の一部であり、対策・対応の難しさを痛感しつつも次世代を担うこの子らの未来図が描ける社会の構築ができるリーダーの出現を願う次第です。保育の現場もこれからが正念場です。「がんばろう ハミング」

                               2020年6月1日 
                                株式会社フォー・ワン
                                代表取締役 大塚 章弘
    ※十周年記念誌「紡ぐ」より転記しました